東京2020オリンピック競技大会 馬術日本代表 人馬紹介
東京2020オリンピック競技大会 馬術日本代表 人馬紹介

ついに開幕した東京オリンピック!馬術競技は開会式翌日の7月24日から8月7日まで、
ほぼ大会期間中を通して馬場馬術、総合馬術、障害馬術の順に行われます。
日本は、すべての種目で団体枠を獲得していて、それぞれの種目で3人馬が個人戦・団体戦に出場します。
ここでは日の丸を胸に夢に挑む、我らが日本代表人馬たちを紹介します!

  • 馬場馬術
  • 総合馬術
  • 障害馬術

馬場馬術
7月24日~28日(26日はオフ)

監督 古岡 美奈子


新型コロナウイルスと今年2月から4月にかけてヨーロッパで発生した馬ヘルペスの影響で、代表選考を数回変更することになってしまいました。厳しいスケジュールの中、コンディションを維持して結果を出した選手と馬が代表になりました。コンビネーションが深まってきている人馬のハーモニーを、皆さんが楽しんでくださることを願っています。

北原 広之 / ウラカン

日本中央競馬会
東京都世田谷区出身
1971年9月13日生まれ

8歳の時に馬事公苑で馬に乗り始めた北原選手。全日本選手権を3連覇した後に北京オリンピックを目指してドイツに渡りましたが、代表入りは叶わず。東京でオリンピックが開催されることが決まり、これが最後のチャンスと3年前に再び渡独。自身の出発点でありJRA職員として20年以上過ごした馬事公苑に、オリンピック選手として戻ってきました。

北原選手は49歳。日本選手団の中で最年長だそうです。ベテランならではの演技を楽しみにしています。

佐渡 一毅 / ルードウィッヒ

日本中央競馬会
京都府京都市出身
1985年2月20日生まれ

日本中央競馬会に入って2年目から馬場馬術を専門に活動してきた佐渡選手。2014年に仁川アジア大会に出場した直後に拠点をオランダに移し、ジャカルタアジア大会、トライオン世界選手権と経験を積んで技術をみがいてきました。自身のベストパフォーマンスと、日本の皆さんに馬場馬術の魅力を知ってもらうことが、オリンピックでの目標です。

昨年テレビで流れていたJRAの馬術支援CMで、馬場馬術の演技をしていたのは実は佐渡選手だったんです。とっても素敵でした。

林 伸伍 / スコラリ4

アイリッシュアラン乗馬学校
北海道札幌市出身
1985年1月25日生まれ

子供の頃は馬場馬術が苦手だったけれど、大学時代から少しずつ好きになって、今では馬場馬術ひと筋。リオデジャネイロオリンピックの地域予選で団体枠獲得に貢献しましたが、代表入りを逃して悔しい思いをしたことも。東京オリンピックを目標に、日本とドイツを行き来しながら技術をみがき、馬とのコンビネーションを深めてついに代表の座を獲得しました。

私が乗馬を始めた時、林先生に教わっていました。オリンピックの夢を叶えた林先生が愛馬のスコラリ4とともにダイナミックな演技を見せてくださるのを楽しみにしています。心から応援しています!

リザーブ

高橋 正直 / ルビコンユニテクノ

ユニテクノ株式会社
群馬県渋川市出身
1982年1月18日生まれ

リオデジャネイロオリンピックでは馬とのコミュニケーションがうまくとれず、悔しい思いをした高橋選手。その経験から、それまで以上に馬とのコミュニケーションの大切さを意識するようになりました。コロナの影響でドイツでトレーニングする時間が十分にとれず、今大会はリザーブですが、馬とのコンビネーションは深まっています。

いつも馬と一緒で、ほぼ馬のことしか考えていないという高橋選手。そんなに夢中になれることがあるのって素敵です。

総合馬術
7月30日~8月2日

監督 細野 茂之


東京オリンピックに向けて、日本中央競馬会の支援をいただいて連盟が馬を所有したことで、オリンピックを目指す選手たちが多くの競技会に参加して経験を積むことができました。自国開催のオリンピックに過去最高のチームで臨めることを嬉しく思うと同時に、日本の皆さんに総合馬術の魅力を知っていただきたいと、強く願っています。

大岩 義明 / キャレ

株式会社nittoh
愛知県名古屋市出身
1976年7月19日生まれ

2001年にヨーロッパに渡ってちょうど20年。北京、ロンドン、リオデジャネイロと3回のオリンピックを経験してきた大岩選手にとって、4回目となる東京オリンピックは集大成となるはず。ゴージャスジョージ、ヌーンデイドゥコンドゥ、ザ・デュークオブカヴァン……。団体メダル獲得を目標に、これまでのパートナーたちと培ったすべてをキャレとのコンビで出し切ります。

総合馬術チームを引っ張るキャプテン、大岩選手。私も同じキャプテンとして注目&応援しています。

田中 利幸 / タルマダルー

乗馬クラブクレイン
福岡県福岡市出身
1985年2月2日生まれ

23歳で総合馬術を始めた3年後には全日本選手権に出場し、その直後にイギリスに拠点を移すと、翌年にはロンドンオリンピックの代表となって3日間を完走。順調な総合馬術人生のスタートでしたが、その後は3ヵ月間で2回骨折という大ピンチを経験。しかし、それを乗り越えて2回目のオリンピック出場を決め、体も絞って準備万端で東京に臨みます。

餃子づくりが得意で、チームメイトの皆さんから「プロ並み」と絶賛されていると聞きました。私も食べてみたいです。

戸本 一真 / ヴィンシーJRA

日本中央競馬会
岐阜県本巣市出身
1983年6月5日生まれ

障害馬術選手として活躍していましたが、東京オリンピックを目指して総合馬術に転向することを決意してイギリスに渡ってから6年。渡英の日に「これからイギリスに旅立ちますが、行き先はあくまで東京。イギリス経由で最終目的地を目指します」と誓った通り、最終目的地に降り立ちました。ホームグラウンドの馬事公苑で6年間のすべてを見せる日はもうすぐです。

大岩義明選手と北原広之選手が憧れの選手だという戸本選手。そのお2人と一緒に出場するオリンピックが最高の大会になりますように。

リザーブ

北島 隆三 / フェローザニューモード

乗馬クラブクレイン
兵庫県神戸市出身
1985年10月23日生まれ

乗馬を始めたきっかけは競馬の騎手になるためでしたが、今は馬術の道を進む北島選手。本格的に総合馬術を始めたのは2011年で、2015年からはイギリスを拠点に活動しています。アジア大会、世界選手権、リオデジャネイロオリンピックと出場しましたが、クロスカントリーを完走しながらもインスペクションを棄権するなど、悔しい経験も。挫折しても必ず立ち上がる、それが北島選手です。

チームで喜びを分かち合える瞬間が好き、という北島選手。その気持ちとってもよくわかります。

障害馬術
8月3日~7日(5日はオフ)

監督 東良 弘一


東京オリンピックに向けて、日本中央競馬会の支援をいただき若い才能のある馬を購入して育成してきました。その成果もあって、素晴らしい馬でオリンピックに臨むことができます。代表選手は本場のヨーロッパで多くの国際競技会に出場して経験を積んで、技術をみがいてきました。
東京でその力を存分に発揮してくれることを期待しています。

齋籐 功貴 / チレンスキーJRA

北総乗馬クラブ
千葉県香取市出身
1989年9月16日生まれ

齋藤選手は8歳で叔父の林忠義氏が経営する乗馬クラブで馬に乗り始めました。その叔父が2000年のシドニー、2004年のアテネとオリンピック2大会に出場、それを現地で観戦したことでオリンピックを強く意識するように。2016年のリオデジャネイロオリンピックは補欠。現地入りするも競技に出ることはなく、今回、2度目のチャレンジで出場を掴みとりました。

常に馬が楽しんで取り組めるような気持ちづくりを心がけている齋藤選手。早起きが苦手とのことですが、実は私もそうなんです……。

佐藤 英賢 / サフィアデラックJRA

Paul Schockemoehle Pferdehaltung GmbH
長野県小川村出身
1986年1月8日生まれ

実家の明松寺馬事公苑で、オリンピックを目指したことのある父のもとで馬に乗り始めた佐藤選手。高校卒業と同時に単身ベルギーに渡り、北京オリンピックや世界選手権に出場しました。その後、数年間馬術から離れましたが、2019年にドイツを拠点に活動を再開。「最高のパートナー」と全面的に信頼する愛馬とともに、2度目のオリンピックに挑みます。

まったくお酒が飲めない佐藤選手。みんながお酒を飲んでいる時にはお茶を飲んでいるそうです。ちょっと意外です。

福島 大輔 / チャニオンJRA

STAR HORSES
千葉県佐倉市出身
1977年9月20日生まれ

実家の乗馬クラブで馬に乗り始めた福島選手は、高校2年生の時に全日本障害飛越選手権優勝。この最年少記録は今も破られていません。5年前のリオデジャネイロオリンピックでは納得のいく走行ができずに後悔が残る結果に……。その経験を踏まえてトレーニングを積んできた5年間の成果を見せる時。2度目のチャレンジとなる東京オリンピックでリベンジを誓います。

試合で良かった走行のビデオを見ながら飲むビールは最高!と言う福島選手。オリンピックでもそんな走行ができることを祈っています。

リザーブ

川合 正育 / アズデメイ

杉谷乗馬クラブ
大阪府堺市出身
1998年6月18日生まれ

東京オリンピック馬術選手団最年少、23歳の川合選手は、乗馬歴わずか8年。50年以上馬に乗っている父に「東京オリンピックで金メダルをとれ!」と言われて、ヨーロッパを拠点に活動を開始したのが5年前。当時は120cmクラスの競技に出ていましたが、めきめきと力をつけ、今では160cmクラスで勝負しています。今後のさらなるステップアップに注目。

正育と書いて「マイク」と読む名前は、海外に出た時にみんなに覚えてもらえるようにとつけられたそうです。

いかがでしたか?
4大会連続出場のベテランから、初出場を果たした選手まで、とても多彩な顔ぶれの日本チーム。
選手は、日本の皆さんに馬術の魅力を伝えたい、馬がこんなステップ踏むんだ、こんなに迫力があるんだ、ということを知ってほしいと願っています。
パートナーである馬ととともに挑む東京オリンピック。
すべての選手と馬が、最高の舞台でベストを尽くせるよう、心からの声援をおくります!

がんばりき!!