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はじめて全日本ジュニア大会を観戦する
りこちゃんに密着!
Vol.04 「わくわくジュニア大会観戦!」
こんにちは、馬術ナビゲーターの りか です!
今回はなんと!障害、総合、馬場の各全日本ジュニア大会を観戦する、りこちゃんとお母さんに密着。
チルドレンライダー選手権は10才~16才、ジュニアライダー選手権は14才~18才の選手が出場します。
りこちゃんが選手にきいた馬術のポイントやコツなどを、会場や大会の雰囲気も交えてお届けします!
第1回 人馬、はじめました!
第2回 はじめのはじめ
第3回 馬術の階段
今日は、通称《ジュニ選(せん)》とよばれる障害馬術大会に来ました!
ジュニアライダー障害飛越選手権(しょうがいひえつせんしゅけん)と、チルドレンライダー障害飛越選手権を観戦するよ。
場所は山梨県馬術競技場。大雨予報だったけれど、いい天気!
ゲートの中に入り、坂をのぼってアリーナのほうへ。
ここは練習場。
競技出場前の馬がウォーミングアップをしているんだって。
そしてここが競技を行うアリーナ!選手たちが中を歩いてコースの下見をしているんだね!
りこちゃん
障害のバーが高く感じます…!こんな高さを飛ぶんですね。
広い出店エリアを見ると、とってもにぎやか。馬具やウェアのお店のテントや、キッチンカーと呼ばれる飲食店が出ていて、まるでお祭りみたい。楽しそう!
そしてこちらは観客席のスタンドから見たアリーナ。
空が広くて、すごい景色、気持ちいい…!
あ!スタンド席のそばにある自動販売機に、私とりこちゃんがのってるキャンペーンポスター*みっけ!
みんな応募してくれたかな(笑)?
(*現在、キャンペーンは終了しています。たくさんのご応募ありがとうございました!)
しばらくすると、会場にひびく大会開始のアナウンスの声。…始まった!
スタートのベルが鳴って、さっそうと走り出す人馬。
りこちゃん
みんな、すごい…!
今まで画面ごしの世界だったので…。実際に見て、会場の空気にふれてみたら、馬のふみ切る音とか、砂をける音、息づかいも全部聞こえて、想像以上にすごい迫力だな、と感じます。
お母さん
次から次に障害物を飛んで、すごい臨場感ですね!
ここには飲食できるお店もあって、人もたくさん。スタンドエリアは見学している家族連れも多くて、想像よりとても観戦しやすくておどろきました。
その後、休けいをはさみつつ、ほとんど無言で競技に見入っていた、りこちゃんとお母さん。
何十名もエントリーがあった試合も終了して、あっという間に表彰式。
選手はメダル、馬もリボンをもらえるんだって。入賞した人馬がアリーナを周回してドカッドカッと目の前を走りすぎてく。ウィニングランって言うんだって。
りこちゃん
今のチルドレンの優勝の女の子、小がらなのに、大きな馬をコントロールしているの、すごくかっこいい…!
ほんとだ!試合中の真剣な表情から一転して、なんてうれしそう!
選手は表彰式が終わったら、まず馬の体を洗ったり、ケアをしてあげるために厩舎(きゅうしゃ。うまのお部屋。)に戻るんだって。
お世話を終えてアリーナ近くに戻ってきた選手たちに、りこちゃんがお話をきかせてもらいました!
次は、さっきカッコいいって言ってた悠月(ゆづき)選手だよ!
わくわくした表情で、ほうっ…、っと息をつくりこちゃん。
りこちゃん
お話をきくのはきんちょうしました!でも、はじめての競技観戦はすごく楽しかったです。
目の前で観ることができて、わくわくします。私も早く、馬に乗りたくなりました…!
つぎは、総合馬術です!
次は、通称《ジュニア総合》とよばれる3日間かけて行われる大会で、1日目は馬場馬術、2日目はクロスカントリー、3日目が障害馬術、と見ごたえのある大会。メインは2日目の今日行われる、ダイナミックなクロスカントリー!
今回の舞台も、山梨県馬術競技場!クロスカントリーはアリーナだけではなく、おくにある自然を活かした地形のエリアをはじめ、競技場全体がコースとして使われているの!馬が走ってくるとおたがい危ないので、観戦エリアの中にいてね。
このメモリアル障害、写真で大きさが伝わるかな? りこちゃんの肩の高さまであるの!
りこちゃん
ここにふみ切ったあとがある。ここから飛んで、向こう側まで…。
障害の向こう側をのぞいて、どのくらい高くて長いきょりを飛ぶのか、想像するりこちゃん。
ふだんまだ、障害のバーをまたいで練習している段階の私たちが、どのくらい練習したら飛べるようになるのかわからないけど、でも、こんな景色のなかで馬と走って飛び出すの、絶対に楽しいよね!
大会開始のアナウンスがひびき、観戦できるエリアに移動。
直線での馬の速さや、急な坂をかけ下りる人馬にどきどきしながら、クロスカントリー終了。
りこちゃん クロスカントリーは自然の中で風を切って、とても気持ちよさそう。けど、着地する地面が見えない障害物もあって、人も馬もすごく勇気が必要ですね。とっさの判断力が大事なんだろうな。
クロスカントリーの次の日、3日目の障害馬術が終わって優勝者が決定!
さっそく、りこちゃんが選手にお話をきいていくよ。
そして、チルドレン優勝者の佐々木真平選手!
こわがったら、落ちる。ちょっとハッとした表情の、りこちゃん。なにか気づきがあったみたい。
りこちゃん
選手にインタビューして、自分の考えていることと比かくできて、とても勉強になりました。
クロスカントリーは会場全体を使ったコースで、馬が全力で走っていてほんとうに面白かったです!
さいごは、馬場馬術だね!
全日本ジュニア大会最後の種目は、通称《ジュニア馬場》とよばれる馬場馬術大会!
場所は変わって、静岡県、御殿場市!目の前には富士山がどーーーん!
…と今日は見えなくては残念だけど、空気がすんでいて、とっても気持ちいい!
馬場馬術のアリーナはインドアもあります!おくの入り口から入場して、地面に置かれている白いラチ(さく)の中で演技をするんだって。
左側に見える階段状のところが観戦席で、競技中は馬の気が散らないように、静かに、なるべく動かず観戦するのがマナー。
音楽が鳴りひびいて、演技が始まるよ。
りこちゃん
すごい…動きがきれいで、すごく美しい。脚(きゃく。足のこと。)を使って、すごく細かい動きで馬に合図を出しているのがわかります。難しそうな動きもさりげなく合図しているようで、一体感がとてもかっこいいと思いました。
あと、背が高かったり、肢(あし)が長かったり、いろんなキレイな馬が見れて、楽しいです。
競技が終わった後の表彰式も、パチパチとひびく拍手の音を気にする様子もなく、馬たちはみんな、おぎょうぎよくピシッと並んでいて…ほんと、品というのかな?ゆうがってこういうこと?
ウィニングランも美しさをキープしていて、うっとりしちゃう。
りこちゃん、優勝した選手に、お話をききに行こう!
(賀奈子選手のトレーナーは東京オリンピックに出場した林伸伍選手!)
とにかく、おやつをあげること、なるべくたくさんの時間を過ごして、優しくなでて、話しかけること、が基本!ということね、私も見習おう!
最後は、チルドレン優勝者の、松岡健心選手!
なんてゆうがで、美しいスポーツなんだろう…!ドキドキする!
りこちゃん
ほんとに、参考になることがたくさん聞けました。
一体感がすごくてかっこよかったから、馬場馬術もトライできたらうれしいな、と思います!
りこちゃん
観戦する前より、やりたい、やってみたい、馬に乗りたい、という気持ちが大きくふくらみました。
うまくコントロールできるようになりたいし、次の目標のライセンス取得の勉強をしたいです。
お母さん はじめのジュニア障害の大会を見たあとから、あきらかに、りこの練習が変わったんです。本気で馬と向き合う年の近い選手たちを見て、目指す先がはっきりして、馬術への姿勢というか、向き合い方がぐっと深くなったように感じます。大会を観戦して、本当に良かったです。
りこちゃん
選手たちを見て、私もこうなりたい!って思いました。特に、障害馬術をやりたいです。
ヤングまでには…大会に出たいな。目標は…難しいかもしれないけど、優勝を目指したい。
とりあえず、はやく馬に乗りたいです(笑)!
「はじめてみた」りこちゃんの馬術ストーリーは、まだまだ始まったばかり。
馬術は、人と馬が心をかよわせ、力を合わせておこなう、とってもすてきなスポーツ。
自然の中で、動物といっしょにできるスポーツは馬術だけ。自然がすき、馬がすき、動物と触れ合うのがすき、ゆったりとした時間がすき、そんなみんなにぴったり!
さぁ、次はあなたが、馬術、はじめてみませんか?