髙田 茉莉亜選手 vol.2

数々の好成績を残している髙田茉莉亜選手インタビュー第2回。今回は馬場馬術の魅力と、馬とのコミュニケーション方法について語っていただきました。

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似たものどうしのリカルドと私

 
素晴らしい記録をともに打ち立てたパートナー、リカルドについて教えてください。どんな馬ですか?
髙田
高校2年生の時から5年半乗っていたのですが、初めは全然息が合いませんでした。私もリカルドも、気分のアップダウンが激しい性格なんです。両方の気持ちが下がっている時に乗ると、練習にならないぐらいでした。私はこれをやってほしいのに馬は「やりたくない!」という感じで全然意思疎通ができない。1年目のシーズンは、ほぼ棒に振りました。競技には出ていたのですが、全然成績につながらなくて。「もうダメだ」と諦めかけたのですが、コーチと一緒に馬との関係を築くトレーニングをして、そこから少しずつうまくいくようになりました。馬との信頼関係をつくることの大切さを、リカルドとの5年半で学ぶことができました。
 
馬との信頼関係を築くことができた、というのはどんな時に感じるのですか?
髙田
「これだ!」という瞬間があったというよりも、徐々にという感じです。お互い気分のアップダウンが激しいところは変わらないのですが、リカルドの機嫌が悪い時は、私が「ゴメンね、ちょっと付き合ってよ」と頼んでみたりとか、逆にリカルドがやる気満々な時には、私があえて落ち着いてみたりとか。そんな関係をつくるようにして、お互い譲り合って、信頼関係が少しずつできてきたのだと思います。馬に信じてもらって、私も馬を信じて。競技本番で、たとえ馬の機嫌が悪くても、そのなかでのベストパフォーマンスができるように、馬と会話をしながら練習をして、本番に臨むための準備をしました。最初のうちは、コーチが乗って、良い状態をつくってもらってから私が乗る、というスタイルでしたが、徐々に、最初から自分で乗って、コーチの指導のもと、良い状態をつくり上げることができるようになりました。
 
それが動物と力を合わせて行うスポーツの魅力なのでしょうね。
髙田
そうですね。馬場馬術は、見ている人にはわからないような小さな合図を出して、馬がそれに応えて自らダンスをするように動いてくれるのが良い演技なんです。そういう演技を目指しています。ただ、リカルドは競技の第一線からは離れることになり、今は、他の方がかわいがってくださっています。私は新しいパートナーを探しているところです。
 
では、また一から新たな関係をつくっていくのですか?
髙田
そうですね。少しずつ気持ちが通じ合って、良い演技ができるようになる、その過程も馬術の魅力の一つだと思います。

不安よりも楽しみなシニア参戦

 
髙田選手自身、ヤングライダー選手権を卒業して、今年からは本格的にシニアに参戦ということですが、今の気持ちは?
髙田
「大丈夫かな?」という心配よりも、楽しみな気持ちのほうが大きいですね。どうなるんでしょう(笑)。うまくいってもいかなくても、今は楽しみです。
 
アンバサダーライダーに就任されました。これからの意気込みを聞かせてください。
髙田
馬術界にはお世話になってきたので、恩返しができるような選手になりたいと思います。練習も頑張って技術を磨きつつ、アンバサダーとしても、たくさんの方に馬術の魅力を伝えられるよう、頑張っていきたいです。
Photo by UNITED PHOTO PRESS, Yusuke Nakanishi/AFLO SPORT, c3.photography, Japan Equestrian Federation, Yusuke Nakanishi
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