佐々紫苑選手 vol.2

文武両道の佐々紫苑選手のインタビュー第2回、今回は馬術と学業の両立、愛馬について、またアンバサダーライダーとしての意気込みを語っていただきました。

佐々選手のプロフィールはこちら

週の前半は学業、後半は馬術

 
今回は、文武両道の“文”について聞かせてください。早稲田大学で、優秀学業賞を3年連続で受賞されたと聞きました。
佐々
はい。大学2年生と3年生の時に、総合馬術のヤングライダー選手権を2連覇、年間優秀学業成績個人賞も1年の頃から2年続けていただいていて、毎年セットでの受賞だったので、「4年生の今年も」とひそかに狙っていました。優秀学業賞は3連覇したのですが、ヤングライダー選手権は残念ながら3連覇ならず、でした。
 
ご本人は残念だと思いますが、十分にすごいですよ。馬術と学業を両立して、しかも素晴らしい結果を残しているのですから。
佐々
本当に、周囲の方々のサポートのおかげです。試合や練習はチームの方々に助けていただいていますし、試合で授業に出られない時は友人がノートを取っておいてくれます。大学ではスポーツ科学部なので、試合に関しては先生方にもご理解をいただいています。
 
1週間のスケジュールはどのような感じなのですか?
佐々
木・金・土・日曜日が長野にある明松寺馬事公苑での練習です。2年生の終わりごろから、月・火・水にまとめて授業を取るようにしています。試合はたいてい金・土・日、全日本だと木曜日から始まるので、週の後半に授業を入れたら単位が足りなくなってしまうと思って。水曜の夜に車を運転して長野に行って、日曜日に東京に戻って、週の前半は大学に集中して、という感じです。月火水には早稲田の馬術部の練習にも参加しています。長期休暇は、ずっと長野に行きっぱなしですね。
 
学生生活もあと少しですね。
佐々
気付けばもうすぐ卒業です。あっという間の4年間でした。出席カードの学年欄に「4」と書きながら、「あぁ、もう4年生なんだ」と思ったりします。「紫苑ちゃん」と呼ばれていたのが、いつのまにか「紫苑さん」と呼ばれるようになってしまいました(笑)。充実した、濃い4年間でした。これから卒論の追い込みです。

不思議な縁で結ばれている、愛馬・瑞龍

 
パートナーの馬のことを教えてください。瑞龍(ずいりゅう)という馬に乗っていらっしゃいますが、付き合いは長いのですか?
佐々
瑞龍は2011年に日本に来て、それからずっと乗っているので、もう7年目です。その前に乗っていた馬はベテランで、馬が先生だったのですが、瑞龍は日本に来た時にはまだ6歳で、お互いに競技の経験がなかったので、一緒に緊張して、一緒に「うわーっ!」って失敗することばかりでした。私にとって、とても大事なパートナーで、一緒に成長することができて、それが結果として表れていることは本当に嬉しいです。
 
日本に来て7年目ということは、もともとは海外にいた馬ですか?
佐々
はい。ドイツから来ました。ドイツではセニョレ・シドという名前だったのですが、私の馬はみんな漢字で名前をつける決まりがあって、父に「瑞龍」という名前をつけてもらいました。瑞龍の「瑞」の字は素晴らしい、とか完璧という意味があるんです。「龍」はシリーズみたいな感じで、佐々家の馬につけることが多くて、それで「瑞龍」になりました。父がお寺の住職なので、仏教用語から名前をつけることもあります。普段は「ズー」って呼んでいます。ズーとは不思議な縁があって、ズーのおじいちゃんの名前が「シオン」なんです。ドイツ語の発音では「ズィオン」なのですが。しかも、ズーの誕生日と、私の母の誕生日が同じなんです。びっくりしました。

馬そのものの魅力を伝えたい

 
お話を伺っていて、佐々選手は本当に馬が好きなのだと感じました。これから、アンバサダーライダーとして、取り組みたいことはありますか?
佐々
スポーツとしての馬術の魅力はもちろんのこと、馬という生き物そのものの魅力も伝えられたらいいなと思います。卒論のテーマも馬で、タイトルは「ヨーロッパにおける馬と人との関わり方の変遷と、スポーツとしての馬術の誕生」です。長くて自分でも覚えられないくらいなんですけど(笑)。馬術の楽しさや奥深さを伝えられるよう、まず私自身が楽しんで、これからも瑞龍と一緒に、怪我なく試合に挑んでいきたいと思っています。
Photo by UNITED PHOTO PRESS, Yusuke Nakanishi/AFLO SPORT, c3.photography, Japan Equestrian Federation, Yusuke Nakanishi
リンクフリー / プライバシーポリシー
Copyright © 2017 JAPAN EQUESTRIAN FEDERATION All Rights Reserved.
TOP