vol.03

馬術とアイドルの共通点とは

2017.09.11

日本馬術連盟の馬術スペシャルアンバサダーを務める、欅坂46の菅井友香さん。「A to Zinba」では、小学生の頃に馬と出会い、長年、馬場馬術に親しんできたという菅井さんに、ご自身の馬術歴や馬術の魅力について、4 回にわたり、たっぷり語っていただきます。第3回は、菅井さんの馬術部時代のことやアイドル活動にも通じる馬術で鍛えた力をご紹介します。

馬術部時代は当番制で馬のお世話も担当

馬術は、選手の体調管理と同様に、馬の体調管理や手入れもとても大切です。乗馬クラブに所属していた頃は、週末や合宿時に少しお手伝いをする程度で、普段はインストラクターの先生にお任せしていたのですが、大学の馬術部では、自分たちですべてを管理しなければいけません。一頭一頭の食事のお世話から馬房のお掃除まで、365日、一日も欠かさずですから、これはなかなか大変です。私も先輩に教わりながら、当番制でお世話をしていました。

馬に関するいろんな知識を覚えていくことも大変でしたが、馬の一日は朝7時から始まるので、朝が苦手な私にとっては、早朝の馬房掃除がちょっとつらかったですね(笑)。また、夜は夜で必ず一度、馬の様子を見に行って、水は足りているか、体温はどうかなどのチェックをしていました。

馬を管理するには、やはり費用もかかります。なので、部費の足しになるように、みんなで馬術大会の運営を補助するバイトもしていました。競技が始まる時の門の開閉係とかをするんですけど、これはけっこう楽しんでいましたね。

馬の気持ちを知って、心をひとつに走る

馬は、いろんなしぐさで感情表現をしてくれるので、それを読み取るのも楽しいです。コンビを長く組んでいるうちに、お互い心を許せるようになりますし、うまくコミュニケーションが取れた時はとても嬉しくなります。今日は機嫌がいいなとか、甘えているなとか、わかるんですよ。

馬に乗る時は、目線を馬の耳と耳の間の少し先に置くようにしますが、馬の耳の形にも常に注意を払うようにします。両耳がピンッと外側を向いている時は、馬が集中している証拠。反対に耳がキョロキョロ動いている時は、こちらに集中していないとわかります。もし、機会があれば、ぜひみなさんも一度馬に乗ってみてください。馬に乗ると、ぐっと高い位置に視界が広がって、景色がとってもきれいに見えますし、走っている時の爽快感は本当にたまりません。もちろん、ちょっとしたスリルもあります(笑)。

ちなみに、見た目に美しく、馬の負担にならない乗馬の正しい姿勢というのは、頭とお尻、かかとをまっすぐ一直線にし、地面と垂直になっている状態です。すごくバランスが大切になってくるので、馬に乗らない時でもバランスボールを使った体幹トレーニングや、腹筋、背筋、腕立て伏せなどの筋力トレーニングが必要で、私も毎晩するようにしています。

昨年から障害馬術にも挑戦!アイドルにも通じる馬術力

昨年、テレビ番組の企画で、初めて障害馬術に挑戦する機会にも恵まれました。障害馬術は、障害飛越競技とも呼ばれていて、その名前の通り障害物を決められた時間内に飛び越える競技です。障害を飛ぶ前の踏み切りの歩数をピッタリ合わせるのがとても難しくて、初出場した大会では、上手に誘導できなかったのですが、馬にずいぶん助けられました。でも、馬に助けられているようではまだまだ。きちんと技術を身に付けて、もっと上手に馬を誘導できるようになりたいです。

3月に国際大会のエキシビション競技に出場した時は、欅坂46のメンバーもとても喜んでくれて、応援してくれました。会場まで試合を見に来てくれたメンバーが、「すっごく迫力があって面白かった!」とか、「馬術に興味を持ったよ」と言ってくれたのも嬉しかったです。

馬術で身に付けた根性と体力は、今のアイドル活動にも生きているなとよく感じます。馬術でもライブでも、度胸や思い切りの良さ、きちんと見せるための体力や筋力は必要ですから。そして、何より大切なのが相手を思いやる気持ち。欅坂46のキャプテンとして、みんなを引っ張っていきたい時、また自分の意志を伝えたい時に一番大事なのは、馬を誘導する時と同じように、相手の気持ちや状況をまず思いやることだと日々、実感するのです。

さて、次回はいよいよ最終回。みなさんに知っていただきたい馬術の魅力や楽しみ方をしっかりお伝えしたいと思いますので、ぜひお楽しみに!

 
愛用グッズ

馬がデザインされたグッズを見つけると、衝動的に買ってしまうという菅井さん。「猫も好きなんですけど、猫は家で飼えるからいいんです(笑)。馬とはいつも離ればなれなので、馬グッズで癒されています」。

愛用グッズ
ネックレス

「私が中学生の頃、母がたまたま出先のお店で見つけたからと買ってきてくれたネックレスです。馬蹄がデザインされたアクセサリーはよく見るんですけど、馬がデザインされたものはなかなかないので、すごく気に入っています。ストーンの色もとてもきれいなんです」

 

菅井友香さんのアンバサダーページはこちら

もくじ

撮影協力:公益財団法人馬事文化財団 馬の博物館
衣装協力:日本馬事普及

Photo by UNITED PHOTO PRESS, Yusuke Nakanishi/AFLO SPORT, Japan Equestrian Federation, Yusuke Nakanishi
Copyright © 2017 JAPAN EQUESTRIAN FEDERATION All Rights Reserved.
TOP