vol.02

私の愛する相棒はドイツ生まれ

2017.07.31

日本馬術連盟の馬術スペシャルアンバサダーを務める、欅坂46の菅井友香さん。「A to Zinba」では、小学生の頃に馬と出会い、長年、馬場馬術に親しんできたという菅井さんに、ご自身の馬術歴や馬術の魅力について、4 回にわたり、たっぷり語っていただきます。第2回は、菅井さんが憧れる選手や愛する相棒についてご紹介します。

子どもの頃に憧れたオランダのスター選手

馬術を始めるようになった頃、馬場馬術の国際大会をよくインターネットなどで見るようになりました。当時、私が憧れていた選手は、アンキー(アンキー・ファン・グルンスフェン)というオランダの女性選手。オリンピックやヨーロッパ選手権で何度もメダルを獲得しているすばらしい選手で、特にボンファイアという馬とのコンビが大好きでした。

男性選手では、やはりオランダのエドワード・ガル選手。彼もまた、馬術界のスター選手です。馬場馬術は、音楽に合わせて馬を動かす競技なんですけれど、ガル選手の場合は、ダイナミックでかっこいい馬の動きと楽曲とが見事に調和していて、芸術的で美しいんです。

ハイレベルな馬場馬術では、乗り手が馬に何をどう指示しているのか、傍目にはわからないように体重移動をしたり、手綱や脚を動かしたりします。ガル選手も体がまったくブレなくて、いつ何をしているのか、見ていても全然わかりません。本当にすごい選手だなと思います。

こんな私を引っ張ってくれるガツガツ系の馬が好き

馬術は人と馬とが一緒に行うスポーツなので、やはり馬との相性はとても大切です。馬にも個性があって、同じように指示を出しても、反応がちょっと鈍い馬、あまりスピードを出さない馬、動きの軽い馬といろいろなタイプがいます。私の場合は、まだ馬にはっきりと強く指示を出すことができないので、こんな私を引っ張っていってくれるガツガツ系の馬のほうが好きかな(笑)。自分からどんどん走っていってしまって、私が「そんなに行っちゃダメだよ」と抑えるくらいの馬のほうが、うまくいくように思います。

ただ、反撞(はんどう)の高い馬だとついていくのは大変です。反撞というのは、馬の背中の動きによってポンポンッと乗り手に跳ね返る感覚のことをいうんですけれど、反撞も馬によって違っていて、やはり反撞が低いと乗りやすく感じます。

一番思い出深いドイツ生まれの相棒

私にとって一番の相棒は、中学3年から大学2年までコンビを組んでいたヴォルフラムというドイツ生まれの馬です。体が大きくてダイナミックな馬だったので、最初は「女の子が乗るような馬じゃないよ」と言われましたし、実際、乗り手の力がとても必要な馬で、うまく乗りこなすまでには時間もかかったんですけれど、大きい体をしているのに心はとても優しくて、すごく可愛い馬なんです。

馬場馬術には、踏歩変換(とうほへんかん)という技があります。駈歩(かけあし)をしながら、さらにスキップのようなステップを入れる、とても難しいものなのですが、初めてそれができたのもヴォルフラムの時。だから、私にとって、ヴォルフラムは馬術の大先生でもあるんです。彼には、正しい乗り方や正しい指示の出し方などたくさんのことを教わり、私の成長を支えてもらったなと思います。

高校1年生の時、ヴォルフラムとコンビを組んで、全日本ジュニア馬場馬術大会のチルドレンライダー選手権で第2位になったこともあります。当時、私が一番の目標としていた大会で、望んでいた結果をしっかり出せたことがとても嬉しくて、あの時の感動や喜びは今でも忘れられません。ヴォルフラムには本当に感謝しかないですね。

最近忙しくて、ヴォルフラムになかなか会えませんが、先日、人づてに変わらず元気にしていると聞きました。近いうちに会いに行って、またヴォルフラムのおなかの匂いをいっぱい嗅ぎたいなあ(笑)。馬好きの方にはわかってもらえると思うんですけれど、馬と少し離れていると、干し草のようなあのおなかの匂いがとっても恋しくなるんです(笑)。

さて、そんな馬好きの私ですが、欅坂46のメンバーとなった今、馬術とアイドル活動にも共通点があるなあと感じることがあります。次回は、そんなお話をしたいと思いますので、ぜひお楽しみに!

 
愛用グッズ

馬がデザインされたグッズを見つけると、衝動的に買ってしまうという菅井さん。「猫も好きなんですけど、猫は家で飼えるからいいんです(笑)。馬とはいつも離ればなれなので、馬グッズで癒されています」。

愛用グッズ
キーホルダー

「昨年10月、障害馬術の大会に出場した時に、応援に来てくれた欅坂のメンバーたちが会場で買ってくれました。試合終了後に“お疲れさま”とプレゼントしてくれて、とても嬉しかったです。乗馬のレッスンに行く時、必ず持っていくバッグにつけています」

 

菅井友香さんのアンバサダーページはこちら

もくじ

撮影協力:公益財団法人馬事文化財団 馬の博物館
衣装協力:日本馬事普及

Photo by UNITED PHOTO PRESS, Yusuke Nakanishi/AFLO SPORT, c3.photography, Japan Equestrian Federation, Yusuke Nakanishi
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