vol.01

私が馬術と出会った意外な理由とは?

2017.07.03

小学生の頃に馬と出会い、馬場馬術に親しんできた欅坂46の菅井友香さん。最近では障害馬術にも挑戦するようになり、今回、日本馬術連盟の馬術スペシャルアンバサダーに就任しました。「A to Zinba」では、そんな菅井さんの馬術歴や、菅井さんが思う馬術の魅力について4 回にわたり、ご本人にたっぷり語っていただきます。第1回は、菅井さんと馬術の意外な出会いについて、ご紹介しましょう。

馬と一緒に走る楽しさに目覚めた小学生時代

私が初めて馬に触れたのは、子どもの頃。動物園などでポニーに乗せてもらうのが大好きで、よく連れて行ってもらいました。そんな私が馬に乗り始めたのは、小学校5年生の時。同級生のお友達に「一緒にやってみない?」と誘われたのがきっかけで、乗馬クラブに所属し、週1回のレッスンを受けるようになったのです。

初めて大きな馬に乗った時のことはよく覚えています。乗ってまず、「わ、高いな」と(笑)。でも、普段とはまったく違う高さから見える景色や、馬の呼吸や温かい体温が自分の体に伝わってくる感じがとても不思議に思え、ワクワクしました。そのうち馬と一緒に走ることで得られる一体感や、馬とともに風を切って走るという感覚が、本当に楽しくてたまらなくなりました。もちろん、当時の私は、まだ馬にきちんと指示を出すことなどはできなくて、ちゃんと走ってくれる馬にまたがっていただけだったんですけれど、あの時に初めて、「心から楽しいと思えることに出会えたなぁ」と思いました。

恐怖心を克服するために出会った馬場馬術

ところが、乗馬にだいぶ慣れてきた頃、派手に落馬してしまったんです。当時の私は、まだ体重が軽かったこともあって、それまでにもうまく馬をコントロールできず、暴走されたり、跳ねられて落ちたりということがしょっちゅうあったのですが、その時は腕を骨折する大ケガを負ってしまいました。ただ落馬しただけではなく、そんなケガをしてしまったことが、私にはすごくショックで、少しトラウマになってしまったんでしょうね。それからしばらくは、馬に乗りたくてたまらないのに、いざとなると恐怖心がまさって乗れないという状況が続きました。本当に悔しかったです。

それで、そんな私を見かねた母が、恐怖心を克服するためには、やはりきちんと馬術を習ったほうがいいのではと考えて、いろんな乗馬クラブに見学に連れて行ってくれたんです。そこで、初めて馬場馬術に出会うことになりました。ですから、実は私が馬術を始めたのは、競技に興味を持ったからではなく、馬に乗る恐怖心を克服するためだったんです。

緊張しすぎて記憶ゼロ
初めての馬場馬術大会

久しぶりに馬に乗ってみたら、やはり体がこわばってしまって、最初は恐怖心がなかなか抜けませんでしたね。でも、馬術を学んでいくうちに、少しずつ自分の指示を馬にきちんと伝えられるようになってきました。勝手に暴走されることもなくなりましたし、何より自分の指示に応えてくれるということがとっても嬉しかったです。「あ、わかってくれた!」って。そんな風に馬術にのめり込んでいる間に、気づいたら恐怖心はなくなっていました。

中学生の時、馬術には馬場馬術と障害馬術という種目があるのだということも知り、初めて馬場馬術の大会に出場しました。馬場馬術は、審査員が見ている中で一人ずつ演技を行います。フィギュアスケートのように、4分間という定められた時間に定められた演技を行なって、その出来栄えが評価されるのです。ガチガチに緊張してしまって、当時のことは、柵の中に入って行く瞬間までは覚えているものの、4分間の記憶はまるでありません(笑)。気づいたら、もう終わっていたという感じでした。そんな状態だったので、結果も全然ダメだったんですけれど、決められた演技や順番を間違えずにできてよかったなと安堵したことだけは覚えています。きっと、こなすだけで精一杯だったんですね。

その頃の私は、ますます馬が好きになっていて、馬に乗るだけでなく、馬房に入って馬の手入れをすることや、馬とコミュニケーションをとることも楽しくて仕方なくなっていました。次回は、そんな私の愛してやまない相棒について語りたいと思います。ぜひお楽しみに!

 
愛用グッズ

馬がデザインされたグッズを見つけると、衝動的に買ってしまうという菅井さん。「猫も好きなんですけど、猫は家で飼えるからいいんです(笑)。馬とはいつも離ればなれなので、馬グッズで癒されています」。

愛用グッズ
ハンドタオル

「小学生の時に、馬術大会の会場で母に買ってもらいました。このおがわじゅりさんの描くかわいらしい馬が大好きで、おがわさんの漫画も愛読しています。かなり使い古しているタオルですが(笑)、今も馬術のレッスンに行く時には、よく持っていっています」

愛用グッズ
ポーチ

「最近、父がロンドンでお土産に買ってきてくれたポーチです。馬術文化が根付いているイギリスらしいデザインですよね。このノスタルジックな色合いが大好きなんですが、よく見ると、障害のバーなども描かれていて本当に素敵だなと思います」

 

菅井友香さんのアンバサダーページはこちら

もくじ

撮影協力:公益財団法人馬事文化財団 馬の博物館
衣装協力:日本馬事普及

Photo by UNITED PHOTO PRESS, Yusuke Nakanishi/AFLO SPORT, Japan Equestrian Federation, Yusuke Nakanishi
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