小牧 加矢太選手 vol.2

馬術アンバサダーライダーインタビュー、小牧加矢太選手の第2回。タイプの違う馬に乗る難しさと、アンバサダーライダーとしての抱負を語っていただきました。

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2016年 ラムーア88とのコンビで障害馬術ヤングライダー選手権・全日本大会大障害B 優勝

どんな馬でも乗りこなすのが上手な選手

 
小牧選手が馬術競技で頭角を現した時のパートナーがオレニツイテコイ。その後、他の馬に乗るようになりましたね。
小牧
ラムーア88(エイティエイト)です。
 
かっこいい名前ですね。
小牧
どこかの国の言葉で「愛」だと聞きました。
 
どんな馬だったのですか?
小牧
これが、オレニツイテコイとは全然違うタイプの馬で、難しかったです。オレニツイテコイは、名前の通り自分からガンガン行く馬で、それにうまくついていくように乗っていたのですが、ラムーアはドイツ生まれの、体も大きくて力のある馬でした。障害物を飛越する能力も高かったのですが、それをうまく乗りこなすというか、自分が馬をリードして馬の力を発揮させなければならなくて、それが難しかったです。乗り方をつかみ切れなくて、うまくいくときもあるけれど、うまくいかないと失権しちゃうということもありました。
 
馬によってそんなに違うものなのですか?
小牧
違いますね。オレニツイテコイとラムーアは正反対というくらい違いました。でも、上手な選手はどんな馬でも乗りこなします。自分もそうならないといけないんですけど。
 
2016年にはラムーアでヤングライダー選手権を優勝、その後にも、シニアに交じって参加した全日本大会の大障害Bという競技で勝っています。
小牧
ラムーアに乗り始めて1年半ぐらいして、やっと安定して結果が出るようになりました。能力があることはわかっているのに、それをうまく引き出してあげられなかった時期はちょっと悩みましたが、何とか結果が出せたのは嬉しかったです。

2017年 新たにコンビを組んだガルーファンデスケンメルスベルグに騎乗して障害馬術ヤングライダー選手権2位

馬と喜びを分かち合えるのが馬術の魅力

 
そして今はまた、新しいパートナーがいるのですね。
小牧
はい、ガルーファンデスケンメルスベルグです。
 
長い名前ですね。
小牧
そうなんです。いじられる名前の馬が多くて……(笑)。ベルジャンウォームブラッドというベルギーの品種で、向こうの表記ではGALOU VAN DE SCHEMMERSBERGです。スケンメルスベルグは地方の名前で、あっちではこういう名前の馬が多いです。日本に輸入されてきて、そのままカタカナにするので、難しいですよね。僕の馬ではありませんが、エクリプスファンデンヘングステンポールとかソラヤヴァンヘットトリケルホフという名前の馬もいます。
 
大変だ(笑)。普段、フルネームで呼んでいるのですか?
小牧
いや、ガルーって呼んでいます。去年の年末に日本に来たばかりで、今年の春から競技に使っています。まだ試しながらという部分はありますが、いい感じで来ていると思います。
 
名前と言えば、「加矢太」も珍しい名前ですね。
小牧
生まれた日と時刻から、いくつか候補を考えてもらって決めたそうです。人が集まってきて、人に好かれる名前らしいです。
 
インパクトがあって、かっこいい名前ですね。ところで、小牧さんが考える馬術の魅力は何ですか?
小牧
馬術の魅力は、パートナーである馬と力を合わせて競技に挑んで、うまくいった時に喜びを分かち合えることだと思っています。ガルーとはこれからたくさんの競技に出ると思いますが、そこでガルーと一緒に喜びたいです。
 
アンバサダーライダーとしての意気込みも聞かせてください。
小牧
あまり気負わずに、馬術の楽しさを広めていきたいと思っています。押しつけがましくなるのではなくて、馬術って楽しいものなんだな、と皆さんに自然に思っていただけるといいですね。そのためには、僕たち選手が、馬と息を合わせて良いパフォーマンスをすることが大切だと思うので、そんな走行ができる選手になりたいです。
Photo by UNITED PHOTO PRESS, Yusuke Nakanishi/AFLO SPORT, c3.photography, Japan Equestrian Federation, Yusuke Nakanishi
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